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下北半島は、本州の最も北に位置する半島で目と鼻の先に北海道を望むことが出来ます。
対する津軽半島は列車での渡道が可能ですが、こちらはフェリーでの渡道になります。
大間まで行くと青森市よりも函館市との交流が盛んです。
大自然に恵まれた土地で荒波で有名な先端の津軽海峡、東側の静かな陸奥湾、豊かな漁場を
備えた西側の太平洋に三方を囲まれています。
また、マグロ、干し鮑、イカ、ほたて、なまこ、鮭、毛がに、山菜、長いも、東通牛など
多くの食材の宝庫でもあります。
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最澄の弟子である慈覚大師円仁は
「汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山
あり。地蔵尊一体を刻しその地に仏道を広めよ。」
という夢のお告げに従い諸国を行脚したのが、西暦
862年の事です。そして辿り着いた地が恐山でした。
高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊山のひとつで、
立ちこめる硫黄臭と草木も生えぬ荒涼とした風景は
不気味な中に美しさをも感じさせます。
口寄せ(死者からのメッセージを死者に代わり
伝える)を行なうイタコがいるのは有名な話ですが、
ここにいるのは基本的に恐山大祭(7/20〜24)と
恐山秋詣り(10月第2土,日,月)の時のみなので、
注意が必要です。
境内には3つの温泉と宿泊施設もあるので
利用してみては如何でしょうか。
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釜臥山は恐山山地の最高峰である、標高879Mを
誇り頂上付近には釜臥山展望台があります。
眼下にはむつ市田名部から大湊にかけての市街地
と陸奥湾が広がります。南の方角には八甲田山や
県内最高峰の岩木山、北の方角には宇曽利湖、
尻屋崎から風間浦村までの下北半島の最果ての
曲線美を、また北海道をも臨むことができます。
また、夜のアゲハチョウと称されるむつ市の夜景
を楽しむこともできます。
頂上へは釜臥山展望台から階段が整備されており、
徒歩で登ることができますが、頂上には航空
自衛隊のレーダーサイトが設置されているため、
その中は立ち入り禁止となっています。
麓からの登山は釜臥山スキー場から登ることが
でき、登山道脇にてシラネアオイの大群落を
目の当たりにすることでしょう。
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その昔、温泉の湧き出る場所が、漢方薬を
すりつぶす器具「薬研台」によく似ていたことから
名づけられたと言われる薬研温泉。
大畑川の渓流沿いは、ヒバ林や落葉樹林で
春はまばゆい限りの新緑が、秋には色鮮やかな
紅葉で私たちの目を楽しませてくれます。
「かっぱの湯」には、恐山を開いた慈覚大師円仁が、
この地でケガをした際に、河童に運ばれて
大きな蕗の葉っぱに包まれ傷を癒しました。
それ以来、この露天風呂の湯に満月が映ると、
大ブキの葉っぱをかぶった年老いた河童が、
あし笛を鳴らしながら踊る姿を見ることができる
という言い伝えが残されています。
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北緯41度33分、本州最北端の岬からは、北海道を
とても間近に望むことが出来ます。17.5km足らず
の距離しか離れておらず天気のいい日には函館の
建物がくっきりと確認できるほどです。
近年一大ブランド化された大間のマグロはとても
有名で地元でもなかなか食すことが出来ないほど
になってしまいました。
ところが、8月14日の
「大間町ブルーマリンフェスティバル」
では舟競争大会や花火大会の他に
マグロ解体ショーと試食会があり、なんと無料で
楽しめちゃうんです。
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国鉄大畑線は1932年に下北ー大畑間が開通しま
した。
大間まで建設される予定でしたが、太平洋戦争の
戦局悪化に伴い中止されました。
残された大畑線は海産物や木材の輸送で活況を
呈しましたが次第に減少し、1980年に国鉄再建法が
成立し1985年、地元の下北交通に移管されました。
しかしその経営は苦しく、惜しまれながらも
2001年に廃線となりました。
現在、大畑駅跡では大畑線で活躍していた3両の
気動車が、民間の趣味者団体(大畑線キハ85動態
保存会)により動態保存されています。
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